2009年に提唱された,T細胞やB細胞など獲得免疫系でみられる「免疫記憶(メモリー)」様の特徴をもつNK細胞のこと.メモリーNK細胞はサイトメガロウイルス感染モデルで2次刺激時に前感染時の応答を“記憶”しており,早期・効果的にウイルス感染細胞を排除できる.現状ではモデル動物(マウス)でのサイトメガロウイルス感染時にのみに限って認められる現象である.