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7-α-dehydroxylation活性

7ADEHYDROXYLATIONかっせい

哺乳類の肝臓で合成される胆汁酸(一次胆汁酸に分類される)の多くは,ステロイド核のC-7位にαヒドロキシ基(αOH基)が付加されている(コール酸,ケノデオシキコール酸など).この7-αヒドロキシ基を外す酵素活性を7-α-dehydroxylation活性といい,いくつかの細菌がこの酵素活性を有している.7-α-dehydroxylationは1つの酵素で行われるのではなく,細菌のもつbai(bile acid inducible)オペロン遺伝子群から発現する酵素群によってマルチ・ステップを経て行われる.このような腸内細菌の酵素作用により変換された胆汁酸は二次胆汁酸と分類される.(実験医学増刊3217より)

炎症―全体像を知り慢性疾患を制御する

炎症シグナル,免疫細胞のダイナミズムからがん・糖尿病などの発症機序と治療標的まで

松島綱治/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです