C4N仮説
C4Nかせつ
清水幹夫によって提唱された遺伝暗号の起源を説明する立体化学説.tRNAのアンチコドンとディスクリミネーターの4つのヌクレオチドがポケットを形成し,それによって鍵と鍵穴の関係でアミノ酸を認識するという説(Complex of 4 Nucleotides).現在のtRNAにおいて,アンチコドンとディスクリミネーターはaaRSによる重要な認識部位となっており,かつてのC4N的な認識の名残かもしれないとも考えられている.(実験医学増刊317より)
生命分子を統合するRNAーその秘められた役割と制御機構
分子進化・サイレンシング・non-coding RNA からRNA 修飾・編集・RNA―タンパク質間相互作用まで
解説は発行当時の掲載内容に基づくものです
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