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CRYSTAL試験とOPUS試験

CRYSTALしけんとOPUSしけん

CRYSTAL試験は切除不能・進行大腸がんにおける一次治療でFOLFIRI療法(irinotecanと5FUを併用した治療)に対して,PFSでcetuximabの上乗せ効果を証明した第Ⅲ相試験であり,OPUS試験は一次治療でFOLFOX4療法(oxaliplatinと5FUを併用した治療)に対して,cetuximabの上乗せ効果を検討したランダム化第Ⅱ相試験である.どちらもretrospectiveにKRASBRAF遺伝子変異の有無による治療効果について検討が行われている.(実験医学増刊3212より)

個別化医療を拓くがんゲノム研究

解き明かされるがんの本質と分子診断・治療応用への展開

柴田龍弘/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです