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主に抗生物質(クリンダマイシン等)投与後,正常な腸内細菌叢のバランスが崩れることにより生じる.本菌の産生する外毒素(トキシンA,トキシンB)が大腸に重篤な急性壊死性の炎症を引き起こし,粘膜は壊死,脱落し,黄褐色―黄緑色―灰褐色の偽膜を形成する(偽膜性大腸炎).臨床的には突然の激しい下痢と発熱,粘血便,腹部の圧痛などを認める.さらに重篤な場合には脱水状態となり,ショック症状を呈する.(実験医学2016年4月号より)

明かされる“もう1つの臓器” 腸内細菌叢を制御せよ!

宿主との相互作用のメカニズムから便移植の実際、バイオベンチャーの動向まで

福田真嗣/企画

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

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