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プロテオミクスの解析手法.DDA法(data-dependent acquisition)は,特定の質量電荷数比をもつイオンやその強度にもとづいて質量分析を行うペプチドを選択する.一方,DIA法は広範な質量範囲を連続的に分析し,その後データ解析によってペプチドの同定を行う.DDAは特定のペプチドを検出しやすく,DIAは包括的かつ定量性に優れた方法といわれている.(実験医学増刊422より)

あなたのラボから薬を生み出す アカデミア創薬の実践

All JAPAN体制の先端技術支援を利用した創薬の最前線

善光龍哉,辻川和丈/編

DIAはある測定時間で検出されたペプチドのうち,データに依存的に強度の順に指定数のペプチドのフラグメントを計測する方法である.(実験医学増刊422より)

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善光龍哉,辻川和丈/編

LC/MS/MS解析におけるデータ取得モードの1つ.プロテオミクスでは,タンデム質量分析の1段階目で検出されたイオンのデータ(通常はイオンのシグナル強度)に基づきプリカーサーイオンを選択,単離,フラグメント化し,2段階目で分析するDDA(data-dependent acquisition)モードが従来用いられていた.一方,DIA(data-independent acquisition)モードでは,1段階目の結果に依存せず,比較的広い質量範囲でプリカーサーイオンを単離してMS/MSを連続的に行うことにより,測定対象となるすべてのイオンのフラグメント化により生じたイオンの観測を行う.DDAに比べて,より再現性が高く包括的な解析が可能になっている.(実験医学増刊4115より)

マルチオミクス データ駆動時代の疾患研究

がん、老化、生活習慣病 最新のオミクス統合で挑む標的探索と病態解明

大澤 毅/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです