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DNAメチル化

DNAめちるか

DNAメチル化は,DNAのシトシン塩基にメチル基が付加されるエピジェネティックな修飾である.CpGアイランドで起こることが多い.転写因子の結合阻害や遺伝子発現の抑制をもたらす.(実験医学2023年5月号より)

トランスクリプトームの変容からみる老化実験医学2023年5月号

DNAのCpG塩基配列のシトシンにメチル基が付加されること.DNAメチル化は一般的には遺伝子発現を抑制する働きがある.最近の研究ではHox遺伝子に関してDNAメチル化は逆に遺伝子発現を正に調節する可能性が報告されている.(実験医学増刊402より)

健康寿命の鍵を握る骨格筋

代謝・内分泌を介した全身性制御の分子基盤から運動による抗老化まで

藤井宣晴/編

通常DNAの複製時に生じるもので,メチル基がシトシン(C)の次にグアニン(G)が現れるタイプの2塩基配列(CpGサイト:pは,CとGの間のホスホジエステル結合をあらわす)のCに付加されることを指す.CpGアイランドとはこのCpGサイトの出現頻度が,ゲノム中他の領域と比較して高い(50%以上)領域であり,多くは遺伝子のプロモーター領域に存在するが,エンハンサー領域や遺伝子間配列にも存在する.一般的にプロモーター領域のCpGアイランドのDNA高メチル化および低メチル化は,それぞれ転写抑制および促進に働く.DNAメチル化による遺伝子発現抑制は,細胞分化,ゲノムインプリンティング,X染色体の不活化およびレトロトランスポゾンの転写抑制など重要な役割を果たしている.(実験医学増刊395より)

個人差の理解へ向かう肥満症研究

GWAS、エピゲノム、腸内細菌、栄養学的知見から多様な病態を解明し、Precision Medicineをめざす

梶村真吾,小川佳宏,矢作直也/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです