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FT-ICR

質量分離法の1つ.生成したイオンを超電導マグネット中に置かれたICRセル内導入すると,磁場によりイオンは回転運動をはじめる.回転運動中に高周波電圧をICRセルの電極に印加し励起させ,その際に検出用の電極上に得られる誘導電流を検出する.誘導電流中にはイオンのm/zに応じた異なるサイクロトロン周波数をもつ電流が重畳されており,得られたシグナルをフーリエ変換することで周波数スペクトルが得られる.横軸のサイクロトロン周波数とm/zの間は反比例の関係にあるためマススペクトルに変換可能である.(実験医学増刊3510より)

がん代謝 ワールブルグを超えて全容解明に挑む

トリガーとなる分子、腸内細菌や免疫細胞の関与、標的治療の展望

曽我朋義/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです