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H3.1,H3.3

ヒストンH3のバリアント.哺乳類ではH2A,H2B,H3バリアントが多数報告されている.H3.1は細胞周期依存的にS期につくられ,取り込まれる.H3.3は細胞周期非依存的にヌクレオソームに取り込まれ,転写活性化領域やテロメア,プロモーター,セントロメアなどに多く存在する.ヒストンバリアントによりヌクレオソームの安定性の違いが報告されており,転写活性化の調節にかかわっている可能性がある.(実験医学増刊3410より)

エピゲノム研究 修飾の全体像の理解から先制・個別化医療へ

解析手法の標準化、細胞間・個人間の多様性の解明、疾患エピゲノムを標的とした診断・創薬

金井弥栄/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです