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IgA index

IgA indexは,2015年Andrew L. Kauらによって定義された腸内細菌に対するIgA抗体の結合を評価する指標.Kau Indexともよばれる.個人の菌叢ごとで解析するため,個人レベルでIgA抗体の各細菌に対する結合の違いを解析する.16S rRNA解析で得られたIgA抗体結合菌と非結合菌を比べたときに,結合菌の方により多く濃縮されていると正の値を示し,抗体が強く結合した菌であることをあらわす.一方で,負の値を示せば,抗体の結合が弱い菌であることをあらわす.(実験医学増刊4217より)

マイクロバイオームと医療応用 全身の微生物叢が生理機能と病態をいかに制御するか?

長谷耕二/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです