ストレスに応答した転写因子Nrf2の活性制御機構．Keap1はNrf2のユビキチン化を促すことで，プロテアソームによるNrf2の分解を促進する．一方，細胞がストレスに暴露されると，Keap1がそのシグナルを感知してNrf2分解が抑制され，結果的に安定化したNrf2が核へ移行し，ストレス防御酵素群の遺伝子発現をオンにして，ストレスに対する生体防御応答が活性化する．（実験医学2013年6月号より）

命名から50年 オートファジーで解明した謎，解明したい謎

細胞への栄養素供給・細胞内浄化のメカニズムと，ヒト疾患への関与

水島　昇／企画