シート状の励起光をサンプルの側方から照射し,光断面を作成して連続2次元画像を高速に収集することができる顕微鏡.サンプル内の光の散乱・吸収はサンプル深部の像の質を悪化させるため,観察対象は透明体である必要がある.組織透明化技術の発展により,大型の動物臓器サンプルもLSFMで丸ごと観察することが可能となった.近年,さまざまなセットアップが考案され,開発著しい顕微鏡の1つである.(実験医学増刊3912より)
がん微小環境に1細胞レベルで挑む
技術革新で見えてきた腫瘍内の細胞と免疫応答の多様性、がん悪性化・治療抵抗性の鍵
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