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MEN1は家族性腫瘍症候群の1つで,副甲状腺,膵内分泌細胞,下垂体前葉,皮膚の腫瘍が発症する.最も頻度の高い腫瘍は副甲状腺腫瘍で,高Ca2+血症を呈する.その他,インスリノーマも含まれる.患者は,Meninというタンパク質をコードする遺伝子に変異を有している.Meninの役割の全容は解明されているわけではないが,JunDなどの転写因子と結合したり,ヒストンメチルトランスフェラーゼ複合体を形成し,細胞増殖抑制に作用している.(実験医学2011年5月号より)

新たな治療戦略につながる 糖尿病の分子標的

インスリン・グルカゴン分泌制御のシグナル機構から摂食調節や慢性炎症,認知症の関与まで

綿田裕孝/企画

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

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