Notchシグナル経路
NOTCHしぐなるけいろ
細胞表面受容体であるNotch分子はDelta-likeあるいはJaggedというリガンドファミリー分子と結合するとγ-セクレターゼによって細胞内ドメイン(NICD)が切断され核内へと移行する.移行したNICDはRBP-JやMastermindと複合体を形成し,標的遺伝子の転写を制御する.Notchシグナルは種々の細胞分化や細胞系譜の決定を制御している.免疫系ではT細胞への分化決定や辺縁帯B細胞の形成など多くの事象に関与することが明らかとなっている.(実験医学増刊272より)
癌と微小環境
癌幹細胞,浸潤・転移,血管新生のメカニズムと環境応答を標的とした治療・創薬の新展開
解説は発行当時の掲載内容に基づくものです
本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです