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Reverse Warburg effect

Lisantiらが近年提唱した概念.がん細胞が,酸化ストレスによって近傍のがん関連線維芽細胞(CAF)でのWarburg effectを亢進させ,生成された乳酸やピルビン酸などの代謝物を取り込んでミトコンドリアでのATP産生に利用すること.CAFでのWarburg effectによって生成された高エネルギー代謝物をがん細胞が利用することから“Reverse” Warburg effectといわれる.(実験医学増刊3015より)

がんと代謝

何故がん細胞が好んで解糖系を使うのか?メタボローム解析が明かすがん細胞の本質から代謝研究がもたらす創薬・診断まで

曽我朋義,江角浩安/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです