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SNO化

SNOか

チオール基(R-SH)や遷移金属などにNOが配位する反応.ニトロシル化(nitrosylation)とニトロソ化(nitrosation)はいずれも同じ反応を意味するため,本稿ではSNO化と略称する.類似した用語にニトロ基(NO2)が配位するニトロ化(nitration)があるが,SNO化とは異なる修飾反応であるため区別が必要である.ニトロ化は活性窒素種の過剰産生により不可逆的に産生される障害性マーカーとして捉えられてきたが,澤・赤池らのニトロ化グアニンを介したS-グアニル化の発見 により,シグナル伝達に関与していることが明らかにされた.(実験医学増刊2715より)

活性酸素シグナルと酸化ストレス

癌,神経変性疾患,循環・代謝異常にかかわるレドックス制御機構と最新の技術開発

谷口直之/監,赤池孝章,鈴木敬一郎,内田浩二/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

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