実験医学 キーワード集 検索へ行くボタン

細胞内Ca2+ストアである小胞体(ER)内のCa2+濃度低下により誘導される形質膜越えのCa2+流入機構.James W. Putneyらによって提唱された.ER内Ca2+センサーSTIM1はER内Ca2+濃度の低下を感知しER膜と形質膜が近接する領域へ移行,形質膜のCa2+チャネルサブユニットOraiを物理的相互作用により活性化しCa2+流入を惹起する.非興奮性の細胞での主要なCa2+流入機構の1つで,分化や増殖過程で重要な役割を果たす.(実験医学2014年3月号より)

TRPチャネルで感じるしくみ,動かすしくみ

熱や痛みのセンサー機構解明と創薬の期待

富永真琴/企画

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです