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T1緩和時間

T2かんわじかん

静磁場の方向に核磁化が回復し,熱平衡に達する緩和過程の時定数.熱平衡状態の磁化をMoとすると時刻tでの磁化の大きさM(t)は,(Mo-M(0))・{1-exp(-t/T1)}となり,この時定数がT1である.励起された核磁化のエネルギーが周辺の環境に移動していく過程であり,含水量や温度などに影響を受ける.静磁場に対して縦方向であることから縦緩和時間とも呼ばれる.(バイオテクノロジージャーナル53より)

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白川昌宏/企画

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです