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mTORシグナル経路

MTORしぐなるけいろ

酵母におけるラパマイシンの標的タンパク質TORの哺乳類ホモログであるmTORが媒介するシグナル伝達経路.mTORは複数のタンパク質と複合体を形成し,シグナルを媒介するが,構成成分の違いによって,mTORC1とmTORC2が存在する.mTORC1はリソソームで栄養(アミノ酸),増殖因子,エネルギー代謝などによるシグナルを統合し,転写および翻訳制御,増殖と分解経路の制御などを通じて細胞の生命維持活動を制御する.(実験医学増刊3312より)

自己免疫疾患―新たな発症メカニズムと治療戦略

PD-1、Treg、腸内細菌などが制御する自己寛容システムとその破綻の全貌

坂口志文/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです