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DNAメチル化の個体差を認める領域を指す.ゲノム多型や遺伝子発現量との関係を検討するために,本研究で筆者らが定義した.6人の正常細胞におけるpost-bisulfite adaptor-tagging(PBAT)法による全ゲノムバイサルファイトシークエンシング(WGBS)では,他の5人の当該100bp長windowの平均DNAメチル化率の差異が0.3の範囲内にあり,1人でだけDNAメチル化率が0.3以上逸脱する領域を,その個人のpDMRとしている.(実験医学増刊3410より)

エピゲノム研究 修飾の全体像の理解から先制・個別化医療へ

解析手法の標準化、細胞間・個人間の多様性の解明、疾患エピゲノムを標的とした診断・創薬

金井弥栄/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

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