間葉系幹細胞は多種多様の成長因子やサイトカインを産生し分泌する．したがって損傷組織に移植されると間葉系幹細胞の供給するこれらの因子が作用し，組織保護作用をもたらす．ただ作用は長期間持続しない．それは多くの間葉系幹細胞が生着せず細胞が除去されてしまうためである．（実験医学2011年12月号より）

組織・臓器を修復するStem Cell

組織幹細胞によるホメオスタシスと疾患の解明，そして再生医療へ

出澤真理／企画