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アジュバント誘発関節炎

あじゅばんとゆうはつかんせつえん

結核菌や牛酪菌の死菌体を含むフロイント完全アジュバントを,足蹠の皮内もしくは皮下に投与することにより,四肢に関節炎を誘発させるモデルである.一般的に感受性の高いラットが用いられ,投与後おおよそ10日弱で全身の関節炎症状が認められる.関節部位の腫張や疼痛,関節軟骨の破壊などの症状が,ヒトの関節リウマチに類似しており,抗リウマチ薬や抗炎症薬などの評価に繁用されている.(実験医学増刊2620より)

樹状細胞による免疫制御と臨床応用

T細胞制御機構の理解から,樹状細胞療法の開発,自己免疫疾患・感染症の病態解明とその治療まで

稲葉カヨ/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです