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カチオニックリポソーム

かちおにっくりぽそーむ

カチオニックリポソームは,陽電荷をもつ脂質を構成成分とする脂質二重膜小胞(リポソーム)である.リポソームに陽電荷を付与することで,DNAなどの陰性電荷をもつ核酸分子と静電的に結合し,細胞内に核酸分子を導入する能力を有する.カチオニックリポソームが,遺伝子の細胞内導入に有効であることを1987年Felgnerらが,リポフェクション法として報告して以来,研究用試薬としてさまざまな細胞に適応した試薬が開発され繁用されるようになった.(バイオテクノロジージャーナル63より)

糖鎖解析

技術基盤の整備と最新動向

成松 久/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです