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ガイダンス分子

がいだんすぶんし

そもそも神経回路網形成における軸索伸長制御因子として発見された.神経軸索は,多種多様な軸索ガイダンス分子に導かれて伸長し,目的のターゲット細胞や組織に到達し,シナプスを形成し,複雑な神経回路を形成するに至る.最近の報告から,血管網形成においても,こうしたガイダンス分子が働いていることがわかっている.現在までにさまざまな軸索ガイダンス分子が発見されており,古典的ガイダンス分子として,軸索に対し誘引作用を示す分子として発見されたNetrinファミリー,および反発作用を示す分子であるSemaphorinファミリー,EphrinファミリーやSlitファミリーが知られている.(実験医学2009年7月号より)

心血管ネットワーク形成のダイナミクス

組織特異的ガイダンスシグナルから形づくりのプリンシプルに迫る

向山洋介/企画

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです