実験医学 キーワード集 検索へ行くボタン

ガストリントランスジェニックマウス

がすとりんとらんすじぇにっくまうす

ラット-インスリンプロモーターに制御されて,ヒト-ガストリンcDNAを高発現するトランスジェニックマウス.INS-GASマウスともよばれる.マウスの膵臓のβ細胞から,ヒト-アミド化ガストリンが多量に分泌されるため,高ガストリン血症を呈する.オスは胃体部に高頻度(約30%)で,高分化型の胃癌を発症する.ヘリコバクターフェリス菌(またはピロリ菌)を感染させると,感染8カ月くらいで100%胃癌を発症し,まもなく死亡する.(実験医学2010年3月号より)

癌幹細胞の発生とstemness維持

リプログラミング,マイクロRNAによる制御機構から分離・同定法,新たな治療戦略の確立まで

田賀哲也,赤司浩一/企画

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです