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ギニエ解析

ぎにえかいせき

分子の大きさの指標となる慣性半径Rgおよび原点散乱強度I(0)を求めるための手法.X線散乱や中性子散乱の小角散乱強度I(q)(q:散乱ベクトル)の自然対数は,q×Rg<1.3の領域においてln[I(q)]=−(1/3)Rg2q2+ln[I(0)]と直線近似できる.これをギニエの法則といい,直線の傾きからRgが,切片からI(0)が得られる.I(0)は測定試料の分子量に比例するため,例えば多量体であれば単量体の会合数を求めることができる.(実験医学増刊3910より)

相分離 メカニズムと疾患

“膜のないオルガネラ”はいかに機能するか? 神経変性疾患・ウイルス感染とどう関わるか?

廣瀬哲郎,加藤昌人,中川真一/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

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