テトラプロイド凝集胚形成法
てとらぷろいどぎょうしゅうはいけいせいほう
野生型の2つの胚を電気的に融合させたテトラプロイド(四倍体)胚とディプロイド(二倍体)であるES細胞を凝集させ,ES細胞からクローン(個体)を作製する方法.このキメラ胚では,テトラプロイド細胞は胚体自体には寄与できないが,胎盤などの胚体外組織には寄与できるという性質があり,100%ES細胞由来の個体が作製できる.ES細胞の分化能を判定する最も厳しい評価基準と言われている.(実験医学増刊282より)
再生医療の最前線2010
ES・iPS・組織幹細胞の特性の理解と分化誘導,創薬・臨床応用に向けた品質管理,安全性の基盤技術
解説は発行当時の掲載内容に基づくものです
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