DSSの飲水投与によって腸粘膜上皮細胞の障害を誘導し,下痢,下血,体重減少など潰瘍性大腸炎と類似の症状を引き起こす.発症機序には不明な点は多いが,消化管粘膜の樹状細胞やマクロファージなどの自然免疫細胞,腸内細菌,TLRやNOD1/2などの病原体センサーが病態形成に関与すると考えられている.(実験医学増刊3312より)
自己免疫疾患―新たな発症メカニズムと治療戦略
PD-1、Treg、腸内細菌などが制御する自己寛容システムとその破綻の全貌
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