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ドミナントネガティブ作用

どみなんとねがてぃぶさよう

遺伝子の変異産物が正常産物に対してドミナント(優位)に働いて,正常産物の作用を阻害する(ネガティブな効果)作用を指す.ある遺伝子の正常産物と変異産物が同時に存在すれば正常な作用が残っている場合が多いが,VEGF受容体のように二量体を形成して機能する場合,不活性型の変異体が正常体と複合体を形成することにより正常体の作用を阻害する.(実験医学増刊272より)

癌と微小環境

癌幹細胞,浸潤・転移,血管新生のメカニズムと環境応答を標的とした治療・創薬の新展開

江角浩安,高倉伸幸,宮園浩平,森 正樹/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです