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ニコチナマイド・モノヌクレオチド

にこちなまいどものぬくれおちど

ニコチン酸代謝産物の中間代謝産物.代謝の律速酵素であるiNAMPTにより生成される.Sirt1の活性が低下すると産生が低下する物質であり,NMN自体もSirt1の活性を上昇させる.過去NMNは血管周囲脂肪組織より分泌され,分泌されたNMNが血管平滑筋細胞の形質に変化を与えるという現象が報告されており,細胞,組織間の伝達物質としての機能が報告されている.(実験医学増刊337より)

先制医療 実現のための医学研究

井村裕夫,稲垣暢也/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです