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パイオニアラウンド翻訳

ぱいおにあらうんどほんやく

新生mRNAが細胞質に現れて最初に起こる翻訳のこと.このときmRNAには核内タンパク質CBCやEJCがまだ結合している.翻訳の進行に伴ってmRNA上からEJCが外されてゆくことでmRNAの品質管理が行われる.パイオニアラウンドの翻訳終了後にCBCは細胞質のキャップ結合タンパク質であるeIF4Eと置き換わると考えられている.(実験医学増刊317より)

生命分子を統合するRNAーその秘められた役割と制御機構

分子進化・サイレンシング・non-coding RNA からRNA 修飾・編集・RNA―タンパク質間相互作用まで

塩見春彦,稲田利文,泊 幸秀,廣瀬哲郎/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです