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パラメトリック連鎖解析

ぱらめとりっくれんさかいせき

患者家系と遺伝子多型(DNAマーカー)を用いて,ゲノム上の疾患遺伝子の存在部位(遺伝子座位)を決定する方法.ゲノム全体をカバーするようなDNAマーカーのセット(通常,10 Mb程度の間隔でゲノム上に位置する計300個ほどのマイクロサテライトマーカーからなる.近年では,10万〜50万個のSNPが用いられることが多くなった)を用いて,家系内でのDNAマーカーの伝わり方と病気の遺伝形式との一致/不一致を調べる.例えば,優性遺伝病であれば,原因遺伝子の近傍にあるマーカーは,病気のヒトは皆,共通の先祖に由来するあるタイプの同じマーカーをもち,病気でないヒトは皆,それをもたないということになる.そのようなマーカーが連続して存在する領域が遺伝子座位ということになる.(実験医学増刊327より)

骨代謝 つくり、壊し、変える−そのメカニズムと最新治療

分子機構から骨粗鬆症・リウマチなど骨疾患への応用まで

田中 栄/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです