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ヒドロキシラジカルプロービング

ひどろきしらじかるぷろーびんぐ

ヒドロキシラジカル(・OH)を用いて,RNAの立体構造やRNAと結合タンパク質の相互作用を知る方法.例えば,酸化条件下で過酸化水素を作用させると鉄イオン〔Fe(Ⅱ)イオン〕からヒドロキシラジカルを発生させることができるが,発生したヒドロキシラジカルは周囲のRNAの鎖を切断する.逆転写により切断カ所および切断の程度を検出することが可能であり,それを解析することでRNAの構造やタンパク質の結合部分を知ることができる.(実験医学増刊317より)

生命分子を統合するRNAーその秘められた役割と制御機構

分子進化・サイレンシング・non-coding RNA からRNA 修飾・編集・RNA―タンパク質間相互作用まで

塩見春彦,稲田利文,泊 幸秀,廣瀬哲郎/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです