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ヘテロクロマチン・アイランド仮説

へてろくろまちんあいらんどかせつ

クロマチン(chromatin)とは,真核細胞内に存在するDNAとタンパク質の複合体のことを表す.DNAは,ヒストンH2A/H2B,ヒストンH3およびヒストンH4からなるヒストン八量体に巻きついてヌクレオソーム構造をとる.こうした構造が150~200 bpの周期で繰り返される.さらにこのヌクレオソーム繊維が折り畳まれ,高次のクロマチン構造を形成している.ヒストン以外にも多くのタンパク質がDNAと相互作用してクロマチン構造を形成している.(実験医学増刊2717より)

細胞核ー遺伝情報制御と疾患

染色体・核輸送のダイナミクスと細胞分化から個体発生,破綻による疾患まで

平岡 泰,原田昌彦,木村 宏,田代 聡/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

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