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ヘテロ二重鎖検出法

へてろにじゅうさけんしゅつほう

TALENやCRISPR/Casによって挿入・欠失変異が導入された標的ゲノム領域をPCR法により増幅すると,ゲノム切断活性に依存して野生型DNAと変異型DNAのヘテロ二重鎖が形成される.挿入・欠失変異を含むヘテロ二重鎖は,二重鎖を形成できない一本鎖の部分が高次構造をとるため,一般的にホモ二重鎖より電気泳動時の泳動度が遅い.われわれは100 bp程度の標的ゲノム配列を増幅し,ポリアクリルアミドゲルを用いた電気泳動により,ヘテロ二重鎖とホモ二重鎖の分離を行っている.(実験医学2014年7月号より)

ゲノム編集法の新常識!CRISPR/Casが生命科学を加速する

畑田出穂/企画

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです