ヘラクレス
へらくれす
ベンチャー企業など新興企業をはじめ高い成長力が期待できる企業に資金調達の場を提供するため,平成12年5月8日に「ナスダック・ジャパン」の名称で開設された大阪証券取引所の市場.当市場には,質的に優れた高成長企業を対象とする「スタンダード」と,事業規模は小さいが潜在的成長性に富んだ新興企業を対象とする「グロース」の2つの基準がある.マザーズと比較して,(1)申請書類を削減して,「スピーディ」な株式公開を可能とする,(2)「流動性の高い」株式市場をめざす,(3)四半期ベースの情報開示など,ディスクローズを重視するといった点については同様であるが,流動性の高い市場とするために,上場時に浮動株時価総額基準を取り入れ,上場基準と連動した上場廃止基準を設けているのが特徴的である.なお,ナスダック・ジャパン株式会社と株式会社大阪証券取引所との間の業務協力契約の解消に伴い,平成14年12月16日に市場名称が「ナスダック・ジャパン」から「ヘラクレス」へと変更になっている.(Bioベンチャー45より)
第1特集:先端の遺伝子工学を知る!第2特集:「医」と「工」のコラボレーションで治療医学が変わる!
解説は発行当時の掲載内容に基づくものです
本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです