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ポテンシー

ぽてんしー

アセチルコリンの作用濃度を示すのにポテンシー(potency)という言葉を用いる.ポテンシーが高いとは低い濃度で働くという意味である.一番単純な場合は,アセチルコリンの受容体に対する親和性がポテンシーを決める.しかし,アセチルコリンを結合した受容体のGタンパク質を活性化する効率が高まれば,親和性が増えなくてもポテンシーが上がることはある.そのような場合,奏効性(efficacy)を高めるという.PAMはアセチルコリンの親和性を高める場合と奏効性を高める場合の両方が考えられる.PAMはアセチルコリンのポテンシーを高めるとすれば,両方を含めることになる.(実験医学2013年2月号より)

構造から創薬に向かうGPCR研究

シグナルを呼び起こす,そのダイナミクス

小笹 徹/企画

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです