マイクロ総合分析システム
まいくろそうごうぶんせきしすてむ
微細加工技術を利用してガラスやプラスチックの基板上に溶液が流れる微小な溝(チャネル)のネットワークを作成し,実験室で行うような生化学・化学の操作や検出を1枚のチップ上に集積化・小型化したものを指す.主に欧州ではμTAS(Micro Total Analysis Systems),米国では Lab-on-a-chip(チップ上の実験室)と呼ばれる.すでに電気泳動チップは,米国アジレント社や日立製作所,島津製作所により市販されており,最高で12サンプルまで同時に検出できる.
解説は発行当時の掲載内容に基づくものです
本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです