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マルコフ状態モデル

まるこふじょうたいもでる

タンパク質が構造変化するダイナミクスを,代表的な構造間の確率的なジャンプ過程で近似するモデル.構造間の遷移が過去の履歴によらない(マルコフ性)と仮定するので,モデリングのため長時間シミュレーションを行う必要がなく,独立な大量の短時間シミュレーションからモデルを構築することができる.また,単純な確率モデルなので構造AからBへ移る確率流(フラックス)の大きなパスウェイや,核となる状態(遷移状態)といった量を解析的に求めてダイナミクスの本質を調べることができる.(実験医学増刊3820より)

機械学習を生命科学に使う!

シークエンスや画像データをどう解析し、新たな生物学的発見につなげるか?

小林徹也,杉村 薫,舟橋 啓/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです