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ミサイル療法

みさいるりょうほう

癌治療の開発過程で考案された手法.癌に特異的な結合活性を有するモノクロナール抗体を作製することができれば,その抗体に癌細胞を殺す抗癌剤やリシンなどの毒素を結合させて全身的あるいは局所的に投与し,抗体がミサイルのように癌細胞を集中的に攻撃し,癌に特異的かつ効果的な治療を行うことができる.最近流行している用語である分子標的と同じ意味で用いられる.

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

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