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ミトコンドリア膜透過性遷移現象

みとこんどりあまくとうかせいせんいげんしょう

ミトコンドリアが有する外膜,内膜の両者の透過性が非特異的に亢進する現象で,免疫抑制剤であるシクロスポリンA(CypDは標的分子の1つ)で抑制される.この現象が起こると,ミトコンドリアは膜電位を保てず,ATP合成ができなくなる.(実験医学増刊287より)

細胞死研究総集編

アポトーシス・非アポトーシスの誘導機構から生体機能への関与,癌・糖尿病・神経変性疾患などの病態メカニズムまで

三浦正幸/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです