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メチオニンスルフォキシド還元酵素A

めちおにんするふぉきしどかんげんこうそA

メチオニンは酸化されるとMet-(S)-SOとMet-(R)-SOの立体異性体を生じるが,それぞれの還元反応は構造的に異なる2つの酵素により触媒される.Met-(S)-SOを還元するのがMsrAであり,Met-(R)-SOを還元するのがMsrBである.MsrAのノックアウトマウスは酸化ストレスに高感受性であり,寿命短縮,運動機能障害,神経異常などの表現型を示す.(実験医学増刊2715より)

活性酸素シグナルと酸化ストレス

癌,神経変性疾患,循環・代謝異常にかかわるレドックス制御機構と最新の技術開発

谷口直之/監,赤池孝章,鈴木敬一郎,内田浩二/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

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