典型的には，権利利益侵害のリスクが一定程度を超えないことを確認するために，問題のない行為も含めて包括的な規制対象を設け，行為が実際に行われる前にそれらをチェックするタイプの規制．許可制や届出制などがある．これに対し，事後規制は，権利利益に対する違法な侵害等を実際に生じさせた行為を対象に，行為が行われた後になされる規制である．事前規制は，事後規制に比して，一般に自由への規制の程度が強く，その必要性・合理性が憲法上厳しく問われる．（実験医学増刊412より）

真の実臨床応用をめざした再生医療2023

リバーストランスレーショナルリサーチのいまと産業化のための技術開発

梅澤明弘／編