実験医学 キーワード集 検索へ行くボタン

偶然凍結説

ぐうぜんとうけつせつ

Francis Crickが唱えた遺伝暗号の起源に関する説.現在の生物が使っている遺伝暗号は進化の過程で遺伝暗号が成立する際に偶然決まり,そのまま現在まで凍結されたものだとする説.しかしながら,Crickは「立体化学説」を否定していたわけではない.現に彼は「求めるべきは,そのような立体化学的相互作用が確かに起こるという直接的な証拠であり,それらの特異性を説明するアイデアである」と述べている.(実験医学増刊317より)

生命分子を統合するRNAーその秘められた役割と制御機構

分子進化・サイレンシング・non-coding RNA からRNA 修飾・編集・RNA―タンパク質間相互作用まで

塩見春彦,稲田利文,泊 幸秀,廣瀬哲郎/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです