内因性免疫

ないいんせいめんえき

内因性免疫は病原体による感染から宿主を守るために細胞に先天的に備わっている防御機構である.タンパク質レベルで病原体を認識し反応するが,抗体産生などの獲得免疫と異なり,その効果は持続的ではない.すなわち感染に対して即座に反応する動植物間で広く見受けられる防御機構の1つである.近年,APOBEC ファミリーを代表的にTRIM5など多くの内因性免疫因子が発見されている.(実験医学増刊2710より)

感染症ーウイルス・細菌・寄生虫の感染戦略

光山正雄,北 潔,野本明男/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

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