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変分オートエンコーダー

へんぶんおーとえんこーだー

機械学習のモデルは,⽣成モデルと識別モデルに⼤別される.識別モデルが観測データから予測器を学習しようとする⼀⽅で,⽣成モデルは観測データを⽣成するプロセスを仮定する際に必要となる潜在変数を含めた同時分布を学習しようとするより⼀般的な枠組みのモデルである.変分オートエンコーダーは,この⽣成モデルを変分推論の枠組みからニューラルネットワークを⽤いて⾏う⼿法の1つである.変分オートエンコーダーは,データの認識に対応するエンコーダ部分とデータの⽣成に対応するデコーダ部分を有する.エンコーダ部分は,類似の⼊⼒に対しては類似の潜在変数をもつはずという前提に基づいて,⼊⼒データと潜在変数の間の関係をモデル化する.(実験医学増刊3820より)

機械学習を生命科学に使う!

シークエンスや画像データをどう解析し、新たな生物学的発見につなげるか?

小林徹也,杉村 薫,舟橋 啓/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです