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多段階発癌説

ただんかいはつがんせつ

細胞内で複数の遺伝子異常が蓄積するにしたがい,癌化ならびに悪性度が増していくとする説.膵癌ではKRAS,CDKN2A,TP53,SMAD4の順に遺伝子異常が起こるとされ,それにともない前癌病変である膵管内腫瘍の異型度が 増し,最終的に浸潤癌に至ると考えられている.(実験医学増刊272より)

癌と微小環境

癌幹細胞,浸潤・転移,血管新生のメカニズムと環境応答を標的とした治療・創薬の新展開

江角浩安,高倉伸幸,宮園浩平,森 正樹/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです