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慢性肝炎・肝硬変症

まんせいかんえんかんこうへんしょう

B型あるいはC型肝炎ウイルス肝炎感染などで惹起され,慢性肝炎の段階では門脈域のリンパ球浸潤・肝細胞の変性・壊死を認める.肝硬変症に進展すると,びまん性の線維増生と再生結節の形成により,肝小葉が改築される.慢性肝炎・肝硬変症とも,エピゲノム異常が蓄積した肝細胞がんに対する前がん段階と考えられ,C型肝炎ウイルス感染による肝硬変症からの発がんは年率7%程度である.(実験医学2014年12月号より)

原因か?結果か?がんのエピゲノム異常

環境因子による発がんメカニズムの理解からエピゲノム創薬へ

鈴木 拓,今井浩三/企画

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです