接触性過敏症
せっしょくせいかびんしょう
接触アレルゲンによって引き起こされる皮膚炎.アレルゲンが経皮的に侵入し,それを獲得した樹状細胞が所属リンパ節に遊走,ナイーブT細胞に抗原提示を行い,アレルゲン特異的T細胞のクローナル増殖を起こす(これを感作と言う).一度,感作された個体で,再度同一アレルゲンが経皮的に侵入すると,局所皮膚にエフェクターT細胞を含む炎症性細胞が集積し,皮膚炎を引き起こす.実験的にはアレルゲンとしてDNFBやオキザゾロンなどのハプテンが使用される.(実験医学増刊2620より)
樹状細胞による免疫制御と臨床応用
T細胞制御機構の理解から,樹状細胞療法の開発,自己免疫疾患・感染症の病態解明とその治療まで
解説は発行当時の掲載内容に基づくものです
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