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最小発育阻止濃度

さいしょうはついくそしのうど

抗菌薬がその微生物の発育を阻止できる最小の濃度のことを指す.薬剤感受性試験によって得られ,抗菌薬療法を行ううえで重要な抗菌薬選択の指標の1つである.この薬剤感受性試験の成績を誰でも簡単に解釈するために提唱されたのがブレイクポイントである.試験管内の薬剤感受性検査結果から抗菌薬の治療効果を予測するために使用する基準値であり,米国のCLSI(Clinical and Laboratory Standards Insitute)やEUCAST(Europena Committee on Antimicrobial Susceptibility Testing),日本化学療法学会が定めるブレイクポイントが存在するが,本邦ではCLSIのものが最も使用される傾向にある.(実験医学増刊3317より)

感染症 いま何が起きているのか 基礎研究、臨床から国際支援まで

新型インフルエンザ、MERS、エボラ出血熱…エキスパートが語る感染症の最前線

嘉糠洋陸,忽那賢志/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

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